ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2008年ドラフト<集計編>

さて、チーム毎に振り返ってきた2008年ドラフトですが、獲得ポイント順に並べると次の通りとなります。(ポイントの横は、獲得した主要選手です。)

 

西武 2543.2 浅村・野上
ハム 2207   大野・中島
SB 1602.1 摂津
オリ 1452.1 西
ロッ 1440.2 西野・岡田
ヤク 1343   中村
楽天 1175.1 辛島
中日  877.1 なし
読売  869   大田
阪神  754.1 上本
横浜  736   なし
広島  566.2
 なし

 

強打者の浅村に加えて、長くチームに貢献した野上を獲得した西武が1位に来ます。

続いて、エース級投手の攝津や西を獲得できたSB・オリを抑え、正捕手大野・正遊撃手中島を一挙に獲得したハムが2位に来ます。

ロッテは西野・岡田の育成コンビでかなりポイントを稼いだところが見事ですね。

全体的にセリーグが下位に沈んでいるのが目につきます。

 

この年のドラフトは、3球団以上の指名が重複するような「目玉」が存在しない地味めなドラフトであったとはいえ、ドラフト1位2位で高ポイントを稼いだ選手は、西武の野上しかいません。前評判が高くてもプロ入り後に躓いた選手の多かった年といえるでしょう。

ドラフト3位で、浅村・西、5位で攝津が獲得できたことを考えると、まさに、各球団のスカウティング能力を測るうってつけの年ですね。