ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2010年ドラフト<福岡ソフトバンクホークス編>

この年のホークスの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)

1位 山下斐紹  42安打
2位 柳田悠岐 958安打
3位 南貴樹    0回
4位 星野大地  13.1回
5位 坂田将人   0回
育1 安田圭佑   0回
育2 中原大樹   0安打
育3 伊藤大智郎  0回
育4 千賀滉大 739.1回
育5 牧原大成 209安打
育6 甲斐拓也 214安打

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで2175.2Pになります。
伝説になりそうな、見事な指名ですね。まずは、柳田。キャリアハイ年の破壊力は松井秀喜のそれに匹敵します。こんなのが2位で取れたのですよね。そして育成枠制度最大のヒット作である千賀。こんなのが埋もれているわけですから、ロマンを感じずにはいられません。育5の牧原は一軍で本格的に出始めたのが2018年、育6の甲斐は2017年ということで、指名から7~8年の年月を要しました。しかし、この間にしっかりと育て切るというホークスの3軍制度による育成力を感じます。育4の千賀がエースで、1位の山下ではなく育6の甲斐が正捕手になるという、ロマンにあふれた名指名でした。