ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2010年ドラフト<集計編>

さて、チーム毎に振り返ってきた2010年ドラフトですが、獲得ポイント順に並べると次の通りとなります。(ポイントの横は、獲得した主要選手です。)

 

西武 2617.2 牧田・秋山
SB 2175.2 柳田・千賀・甲斐
楽天 1837.1 塩見・美馬
ハム 1645.2 西川
横浜 1478.1 荒波
ヤク 1462   山田
読売 1459   澤村
中日 1328.1 大野
広島 1245.1 福井・中崎
阪神  922.1 榎田
オリ  666.1 なし
ロッ  532.2
 なし

 

この年は、スーパースターの斎藤佑樹が4球団競合、そして斎藤を凌ぐポテンシャルを有すると言われた大石達也が6球団競合した、ド派手なドラフト年でした。

その斎藤も大石もコケてしまうのですが、それ以外のところから名選手がザクザク出てくるアタリ年になります。ドラフトの目玉以外のところでどれだけスカウティングがしっかりできていたかを測ることのできる年ですね

外れ外れ1位で山田哲人、2位で柳田、西川、牧田、美馬、3位でも秋山が取れたのですから、悔しい思いをした編成は多そうです。

また、育成枠の制度を最大限に利用したのがホークス、エースと正捕手を育成枠から育て上げることに成功します。対照的なのが、8人を育成で指名して合計0Pのジャイアンツ。

ハズレドラフトだった気がするベイスターズが、スワローズ(山田哲人獲得)、ジャイアンツ(澤村獲得)、ドラゴンズ(大野獲得)よりもポイントでは上にくるのが意外でした。出番はたくさん与えたのですが、大成する選手が現れず、こういうのは苦しいですね。