ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2016年ドラフト<オリックスバファローズ編>

この年のバファローズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)

1位 山岡泰輔 465.1回
2位 黒木優太  87.1回
3位 岡崎大輔   2安打
4位 山本由伸 219.2回
5位 小林慶祐  67回
6位 山崎颯一郎  0回
7位 飯田大祐   0安打
8位 澤田圭佑  88.2回
9位 根本薫    0安打
育1 張奕    27.1回
育2 榊原翼   97.1回
育3 神戸文也  21回
育4 坂本一将   0安打
育5 中道勝士   0安打

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで1075.2Pになります。
一体、バファローズになにが起きているんだ…という神ドラフト。投手が大豊作でした。

1位山岡と4位山本でダブルエースを一挙に獲得してしまいます。山岡はアマ球界で大活躍していたのですが、華奢な体格を不安視するチームが多かったのか、バファローズが一本釣りに成功。一年目から先発ローテに定着します。山本は2年目の2018年にセットアッパーとして活躍、オールスターに出場して名前を売ると、翌2019年には20先発して防御率1.95と神がかった成績を残します。
育成2位の榊原は2019年に開幕ローテ入りすると、10試合連続でQSを記録。7月には故障で一軍から離れ、シーズン通算は3勝4敗に終わりましたが、今後が楽しみな先発投手です。
2位黒木は1年目からセットアッパーを務めるのですが、2019年にトミージョン手術を受け、育成選手として再出発。8位澤田は2年目から頭角を現し、3年目の2019年にはセットアッパーを務めるのですが、5月末に故障してしまいます。この2人が戻ってくるなら、また戦力になることは間違いありません。育成1位の台湾人の張は、外野手として入団後に投手転向した変わり種。まだ粗削りな素材ですが、ポテンシャルを感じます。