ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2017年ドラフト<読売ジャイアンツ編>

この年のジャイアンツの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

外れ 清宮幸太郎
外れ 村上宗隆
1位 鍬原拓也  46.2回
2位 岸田行倫   0安打
3位 大城卓三 127安打
4位 北村拓己   0安打
5位 田中俊太  90安打
6位 若林晃弘  57安打
7位 村上海斗   0安打
8位 湯浅大    0安打
育1 比嘉賢伸   0安打
育2 山上信吾   0回
育3 笠井駿    0安打
育4 田中優大   0回
育5 広畑塁    0安打
育6 小山翔平   0安打
育7 折下光輝   0回
育8 荒井颯太   0安打

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで320.2Pになります。

 

3位の大城は昨季、捕手で30試合スタメン、一塁手で42試合スタメンで出場しました。小林と炭谷というレベルの高い選手との正捕手争いをしていますが、打力では2人よりも上。原監督は今季は大城の捕手スタメンを増やすのではないかと思います。


さて、大城の陰にかくれていますが、2位の岸田も捕手です。昨季はファームで284打席に立ち、打.293 出.378 長.419 ops.797の成績を残しています。炭谷32歳、小林30歳、大城27歳に対して、岸田は23歳。岸田が正捕手の座をつかむと一気に若返りを図ることができます。とはいえ、炭谷も小林もまだまだ老け込む年でもない。ジャイアンツの正捕手争いは混沌としています。


さて、ジャイアンツでレギュラー争いがし烈なポジションと言えば、捕手ともうひとつ二塁手です。この年には二塁手のレギュラー候補が3人もいます。5位田中、6位若林に加えて、4位の北村です。この北村、昨季はファームで457打席に立ち、打.290 出.414 長.428 ops.843の好成績を残しています。二塁手のレギュラー候補は、吉川や山本もいますが、今季は北村がおもしろい存在になってくるのではないかと思います。