ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2017年ドラフト<広島東洋カープ編>

この年のカープの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

1位 中村奨成  0安打(2球団競合)
2位 山口翔  26回
3位 ケムナ誠  1回
4位 永井敦士  0安打
5位 遠藤淳志 42.2回
6位 平岡敬人  0回
育1 岡林飛翔  0回
育2 藤井黎來  0回
育3 佐々木健  0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで69.2Pになります。


1位の中村は、夏の甲子園で大会を通じて6本塁打を記録し、清原和博の記録を塗り替えたことで一躍名前が知られるようになります。2球団競合の結果、地元のカープに入団することになりましたが、カープの捕手は激戦区、正捕手會澤・ベテラン石原・脂ののってきた磯村・期待値の高い坂倉と、中村が1軍で出られるような隙間がありません。昨季は、ファームで112打席に立ち、打.279 出.330 長.394 ops.725の成績を残しています。打席数は少ないものの高卒2年目にしてはまずますの打撃成績ですが、課題は守備でしょうか。1軍出場への壁は高そうです。

 

3位のケムナは高い奪三振力が魅力の右腕。セットアッパーとして一本立ちすれば、ブルペンが大幅に強化されます。


5位の遠藤は今季は先発転向、開幕ローテの最後の1枠を争うまでに成長しています。