ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2018年ドラフト<東北楽天ゴールデンイーグルス編>

この年のイーグルスの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

外れ 藤原恭大
1位 辰己涼介 72安打(4球団競合)
2位 太田光  21安打
3位 引地秀一郎 0回
4位 弓削隼人 43.1回
5位 佐藤智輝  0回
6位 渡邊佳明 49安打
7位 小郷裕哉  5安打
8位 鈴木翔天  0回
育1 清宮虎多朗 0回
育2 則本佳樹  0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで190.1Pになります。


1位の辰巳は外れ1位ながら4球団が競合した逸材。ルーキーにして既に球界トップクラスの外野守備力を誇り、田中和基の故障離脱後には中堅手のレギュラーに定着しました。打撃の方はまだまだですが、守備が良いだけに起用はしやすく、経験値を積むことで打撃がどんどん磨かれていくような気がします。今季は、田中やオコエとのレギュラー争いが予想されていますが、ライバルより一歩リードでしょう。


2位の太田は正捕手候補。昨季は34試合でスタメン起用されました。イーグルスが嶋を放出したのは、彼への期待値が高いからだろうと思われます。今季は、堀内(2015年4位、昨季は52試合でスタメン起用)との正捕手争いが本格化します。安定感のある堀内と、大器の予感漂う太田、2人でイーグルスの守備を盛り上げてほしいですね。


さて、1位2位がアタリっぽいと良いドラフトのような気がしてきますが、この年はこの2名だけではありません。4位の弓削は昨季は7先発、今季も先発ローテの一角が期待されています。6位の渡邊は本職が内野ながらも外野も守れるユーティリティさで、一軍に欠かせない存在です。