2018年ドラフト<阪神タイガース編>
この年のタイガースの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。
外れ 藤原恭大
外れ 辰己涼介
1位 近本光司 159安打
2位 小幡竜平 0安打
3位 木浪聖也 95安打
4位 齋藤友貴哉 2回
5位 川原陸 0回
6位 湯浅京己 0回
育1 片山雄哉 0安打
1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで256Pになります。
藤原・辰巳と2連続で外野手のクジを外した後、近本の指名となりました。どうしても外野手がほしいという苦しいチーム事情はわかりますが、近本が小柄でスケール感がなかったことから、いつまで赤星の幻影を追い続けるんだと、ファンからの評価は低かったように思います。ところが、開幕から中堅手のレギュラーにあっさりと収まると、セリーグの新人安打記録を更新して盗塁王のタイトルを手にし、ファンの手のひらを返させてみせました。ぱっと見で赤星と同じような特性の選手なのかと思いきや、打率はそれなり(.271)ながらも出塁率は低く(.313)、小兵ながら長打力(9HR)があります。1年目としては大活躍ですが、さらなるレベルアップを求めたいですね。
また、近本と共に開幕戦でスタメン起用されたのが、木浪。88試合で遊撃手としてスタメン起用されましたが、守備が酷い。そしてレギュラー争いをする北條(37試合でスタメン起用)もまたミスが多い。と、タイガースの守備崩壊を象徴する選手になってしまいました。そして守備に目をつむっても起用したくなるほど打つというわけでもない…個人的には、木浪は遊撃手としては無理と思っているのですが、今季はどのような起用になるでしょうか。
期待株は、2位の小幡。将来の遊撃手のレギュラー候補として、ファームで経験を重ねています。