ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2018年ドラフト<オリックスバファローズ編>

この年のバファローズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

外れ 小園海斗
1位 太田椋    0安打
2位 頓宮裕真  18安打
3位 荒西祐大  51.2回
4位 富山凌雅   2回
5位 宜保翔    6安打
6位 左澤優    3回
7位 中川圭太 105安打
育1 漆原大晟   0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで185.2Pになります。


1位で小園を外した後、同じ高校生遊撃手の太田を指名します。夏の高校野球では奈良大会決勝で姿を消したため、甲子園でのアピールとはならなかったのですが、ポテンシャルはBIG3並みと言われていました。1年目の2019年シーズンは、1軍では安打を打つことはできませんでしたが、ファームでの成績はBIG3よりも上でした。バファローズファンは期待していいと思います。


2位の頓宮は捕手でしたがプロ入り後に三塁手にコンバートされ、昨季は三塁で23試合スタメン起用されます。打力を買われての起用だったのですが、不慣れな三塁守備のせいなのか、3本塁打を放つものの打率は2割を切ってしまいます。後ほど、ファーム成績をご紹介しますが、ファームではやることがもうないというくらいの打撃成績を上げており、打撃力は間違いありません。今季は本人の志願で再度捕手に挑戦。バファローズの正捕手の若月は守備は一流ですが打撃は頼りない。ここで、打撃が魅力の頓宮が伸びてくると楽しみですね。


3位の荒西は高卒から社会人野球を8年経験してプロ入りした苦労人。昨季は8先発を果たしました。今季は開幕ローテ入りが噂されています。


7位の中川は「PL学園最後のプロ野球選手」(今後、野球部が再開されてプロ野球選手を輩出する可能性がありますが、今のところ。)。昨季はルーキーながら111試合に出場しました。右翼で41試合、三塁で28試合、一塁で24試合と、多様なポジションでのスタメンを果たしましたが、今季は三塁手レギュラーに挑戦のようです。長らくこのポジションに困ってきたバファローズだけに、中川がレギュラーに収まると大きいですね。