ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト1位指名<福岡ソフトバンクホークス編>

今回見ていくのは、福岡ソフトバンクホークスの1位指名です。

2008 巽    54
2009 今宮  886
2010 山下   42
2011 武田  829.2
2012 東浜  525.1
2013 加治屋 109
2014 松本  121.2
2015 高橋   54
2016 田中   14.1
2017 吉住    0
2018 甲斐野  58.2
2019 佐藤

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト1位指名選手が獲得したポイントは、トータルで2694.2Pになります。
野手3人に対して投手9人と、やや投手多めの比率です。特に、2011年から18年までは8年間連続で投手でした。


今宮は高卒3年目で遊撃手のレギュラーに定着すると、今季で9年間もレギュラーを守り続けています。守備を買われて起用されているうちに打力も徐々に上がってきており、チームの屋台骨ですね。今宮の翌年、今度は捕手をということで獲得した高卒捕手の山下は期待外れに終わりましたが、山下のドラフト同期の育成6位の甲斐が正捕手になるというのもドラマです。


2011年から8年続いた投手ドラ1、武田・東浜は大当たりでしたが、以降が冴えません。高橋純平と甲斐野は2019年に中継ぎで大活躍でしたが、今季は故障でまだ一軍登板がありません。驚きなのは、5球団競合で間違いのない逸材と思われた、田中正義。キャリア通算でまだ11試合しか登板していません。期待外れ度でいうと、6球団競合の西武大石と双璧です。多数の球団が競合したからといって、プロ入りしてどうなるかわからないのが、ドラフト、そしてプロ野球の怖いところですね。


2019年には久しぶりに野手を指名しましたが、今年は誰を取るのでしょうか。