ドラフト1位指名<東北楽天ゴールデンイーグルス編>
今回見ていくのは、東北楽天ゴールデンイーグルスの1位指名です。今年度のドラフト会議までに、1位指名まで記事を書きたいと思っていたのですが、間に合ってよかったです。
2008 藤原 101.2
2009 戸村 378.1
2010 塩見 783
2011 武藤 105.1
2012 森 90.1
2013 松井 439.2
2014 安楽 181.2
2015 オコエ 103
2016 藤平 133.1
2017 近藤 38.1
2018 辰巳 72
2019 小深田
1P=1安打=1回とすると、ドラフト1位指名選手が獲得したポイントは、トータルで2426.2Pになります。
野手3人に対して投手9人と、やや投手多めの比率。イーグルス創設後、初のドラフトになった2004年には一場(自由枠)、2005年には片山(高校)松崎(大社)、2006年には田中将大(高校)と永井(大社)、2007年には寺田(高校)長谷部(大社)、そして2008年からは上記の表のとおりなのですが、チーム創設以来2014年の安楽まですべてのドラフト1位が投手です。オコエがチーム初の野手ドラ1だったのですね。
一番ポイントを稼いだのは塩見。2ケタ勝った年はないし一軍登板が無かった年もあるのですが、それでもチームのローテを長く支えています。
松井祐樹は高卒1年目からローテに入り17先発するのですが、高い奪三振率を誇る反面、球数が増えて長いイニングを消化できないことから、2年目に中継ぎに回るとクローザーに定着します。先発投手としての可能性を完全に消してしまうのはもったいないなと私は思っていたところ、今季は先発としてスタートします。ところがこれがイマイチ、結局はリリーフに戻っています(やっぱり松井はリリーフなのかなぁ)。
その他は、ドラ1の期待に応えられたといえる選手はいないなというのが私の感想です、厳しいでしょうか。特に、森・安楽・オコエあたりの高卒選手は、育てるの難しそうだな~と思っていたのですが、案の定です。藤平、近藤あたりはまだわかりませんが、厳しそうな感じがします。
さて、2018年からは方針が変わったのか、即戦力野手を求める傾向が強くなってきました。辰巳は1年目から高い守備力をみせました。ゴールデングラブ賞の受賞まではなりませんでしたが、いずれ受賞に値する力量を持っていると思います。小深田の指名はやや驚きをもって受け止められましたが、今季はレギュラーに定着しています。