ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト3位指名<広島東洋カープ編>

今回見ていくのは、広島東洋カープの3位指名です。

  

2008 小松  82.2
2009 武内  26.1
2010 岩見  15.2
2011 戸田 205.2
2012 上本   9
2013 田中 763
2014 塹江  27
2015 高橋  35.1
2016 床田 157
2017 ケムナ  1 
2018 林    0
2019 鈴木寛 

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト3位指名選手が獲得したポイントは、トータルで1322.2Pになります。


田中は大卒社会人経由で、入団1年目から一軍で活躍。当初は三塁手でしたが、梵に代わって遊撃手のレギュラーに定着します。選球眼がよく、打率+1割は出る出塁率が特徴的でしたが、一番の魅力はフルイニング出場を続けた頑丈さですね。チームのリーグ3連覇にも大きな貢献がありました。2019年は開幕から不調に陥り、連続フルイニング出場の記録は635で途絶えてしまいます。以降、特に守備力に陰りが見えてきています。


床田は貴重な左腕先発投手。1年目に開幕ローテ入りするのですが、3試合目で怪我。その後トミージョン手術を受けて、2年目は全休します。3年目の昨季は24試合に先発しました。今季は15試合に先発しましたが、昨季ほどの安定感はありませんでした。カープというと左腕投手が育たない印象がありますが、床田は左腕エースに成長できるでしょうか。