2017年ドラフト<広島東洋カープ編>更新版
以前、カープの2017年ドラフトについて、このような記事を書きました。
上記記事は18-19年シーズン2年分のみに基づいた評価でしたので、20年シーズンの結果を反映させ、3年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、20年シーズン終了までの通算成績、横の数値は20年シーズンで積み上げた数値です。
1位 中村奨成 0
2位 山口翔 26 +0
3位 ケムナ誠 52 +51
4位 永井敦士 0
5位 遠藤淳志 149.2 +107
6位 平岡敬人 0
育1 岡林飛翔 0
育2 藤井黎來 3 +3
育3 佐々木健 0
1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで230.2Pになります。
5位の遠藤は高卒3年目の今季は1年間先発ローテを守り、19先発で5勝6敗、防御率3.87の成績でした。順調に成長を続けており、今後が楽しみな逸材です。
3位のケムナも成長を遂げた一人。昨季の登板は1イニングでしたが、大卒3年目の今季は41登板で1勝1敗11Hで防御率3.88と、ブルペンで存在感をみせました。
さて、多くの野球ファンが気にしているのは、1位の中村ではないでしょうか。昨季はファームでOPS.725も、BB/Kが.333と、粗さのある成績でした。今季はファームでOPS.672でしたが、BB/Kは.719と、選球眼が改善されています。そろそろ1軍でもみたいところですが、今季は4試合出場するも無安打に終わっています。捕手として坂倉の壁を超えるのは難しいように思いますので、スタメン出場を目指すならコンバートも検討してはどうかと思うのですが…。ドラ1が2番手捕手というのは勿体ない気がします。