ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2017年ドラフト<東京ヤクルトスワローズ編>更新版

以前、スワローズの2017年ドラフトについて、このような記事を書きました。

 

koryusai.hatenablog.com

 

上記記事は18-19年シーズン2年分のみに基づいた評価でしたので、20年シーズンの結果を反映させ、3年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、20年シーズン終了までの通算成績、横の数値は20年シーズンで積み上げた数値です。

 

外れ 清宮幸太郎
1位 村上宗隆 249  +130
2位 大下佑馬 101.2 +16.1
3位 蔵本治孝  12.2  +0
4位 塩見泰隆  60   +43
5位 金久保優斗 10   +10
6位 宮本丈   55   +40
7位 松本直樹  17    +3
8位 沼田拓巳   1    +0

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで506.1Pになります。


1位の村上は、この年のドラフトで最大のアタリですね。高卒3年目の今季は本塁打数こそ昨季から減少(36→28)しましたが、打率が3割超え、OPSが1.000超えと、球界トップクラスの打者に成長しました。


2位の大下は、大卒後に社会人野球を経て入団しましたが、2年目3年目と、徐々に数字を落としています。2位で獲られる「即戦力投手」はあまり成功しない印象がありますね(結局、完成度は高いものの、1位指名される選手と比べると潜在能力が足りないということでしょうか。)。


19年のファーム成績が好調だったのが、4位塩見と6位宮本。塩見は外野でレギュラー争いに挑戦中で、OPS.856と出れば活躍できるところを証明しました。宮本は、怪我がちだった山田哲人に代わって二塁で多く起用され、OPS.731を記録しました。山田はFA移籍せず、三塁には新外国人ということで、今季は宮本の出番は約束されていませんが、出番を見たい選手です。