2019年ドラフト<福岡ソフトバンクホークス編>更新版
以前、ホークスの2019年ドラフトについて、このような記事を書きました。
上記記事は20年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、21年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、21年シーズン終了までの通算成績、横の数値は21年シーズン単年で積み上げた数値です。
外れ 石川昂弥
1位 佐藤直樹 0
2位 海野隆司 1 +1
3位 津森宥紀 49.1 +33
4位 小林珠維 0
5位 柳町達 12 +11
育1 石塚綜一郎 0
育2 大関友久 23 +23
育3 伊藤大将 0
育4 勝連大稀 0
育5 舟越秀虎 0
育6 荒木翔太 0
育7 村上舜 0
1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで85.1Pになります。
1位の佐藤は高卒で社会人経由の外野手です(年齢的には大卒の同期より1歳下)。今季、初の一軍出場を果たしますが、ヒットを打つことはできませんでした。ファームではOPS.697でBB/Kは.163と、まだまだ物足りません。
2位の海野は大卒捕手。チームの正捕手には甲斐がいますが、二番手の高谷が40歳を超え、三番手の栗原は本格的にコンバートということで、この海野や九鬼(16年3位)の出番が増えてきそうです。
3位の津森は大卒のサイドスロー右腕。今季は45試合に登板して1勝0敗11Hと勝ち継投の一端を担い、オールスター出場も果たしました。
5位の柳町は大卒の外野手。ファームではOPS.769でBB/K.808という好成績を残しましたが、一軍ではOPS.656とブレイクには至りませんでした。とはいえ、佐藤よりは期待ができそうな雰囲気です。
育2の大関は185cmと大柄な大卒左腕。今季は支配下登録されると、12登板で防御率2.35を記録しました。来季もこれを続けていけるでしょうか。