ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2019年ドラフト<集計編>更新版

以前、2019年ドラフトについて、このような記事を書きました。

 

koryusai.hatenablog.com

 

上記記事は20年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、21年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。順位に変動はあったでしょうか。(ポイントの横は、獲得した主要選手です。カッコ内はまだ1軍で目だった結果は出していないものの、期待値の高い選手です。)

 

広島 468   森下 宇草 石原 玉村
楽天 417.2 小深田 瀧中(黒川)
西武 276.1 宮川 浜屋 (柘植)
オリ 265   宮城 紅林
ハム 264   河野 立野
ヤク 256.1 奥川 吉田 大西
De 215.2 伊勢(森・坂本) 
中日 135   (石川・郡司・岡林)
ロッ 174.2 佐々木 佐藤(髙部)
阪神 102.1 及川 小川(西・井上・小野寺)
SB  85.1 津森(海野・柳町大関
読売      (堀田)

 

即戦力よりは、ポテンシャルの高い高校生が人気という年のドラフトでしたが、2年目を終えたところで、早くも頭角を現してきた高卒選手が目立つ結果になりました。

ドラフト時に人気を二分した佐々木と奥川は早くも結果を出し始めましたし、宮城・紅林・玉村などがこれほど早期に立ち上がってくるというのは予想外だったのではないでしょうか。一方で、ドラフト時には佐々木と奥川に劣らぬ人気があった石川や、西・井上・黒川などはまだ一軍で目立った結果が出ておらず、早くも差が付き始めています。

 

チームごとに見ていくと、カープが1つ順位を上げて1位に出てきました。1年目の段階で森下がポイントを稼いで2位だったのですが、周りの選手も2年目で伸び始めてきました。

順位をグッと上げてきたのが、宮城と紅林を要するバファローズ。この2人の年齢を考えるとこれから長期にポイントを稼ぎそうな気配です。

また、下位のチームにも将来有望な若手が数多くいますので、3年目4年目の追い上げがありそうな予感。長い目でみれば当たり年といえるドラフトになるかもしれません。