ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

育成枠指名<千葉ロッテマリーンズ編>

今回見ていくのは、千葉ロッテマリーンズの育成枠指名です。

  

2008 西野 407.1
2008 岡田 573
2008 他6名  0
2009 山室   2
2010 黒沢  26.1
2010 他2名  0
2011 なし
2012 なし
2013 肘井   7
2014 なし
2015 大木   2
2015 柿沼   9
2016 2名   0
2017 和田   0
2017 森    0
2018 鎌田   0
2019 2名

 

2008年から18年までで20名が入団。1P=1安打=1回とすると、育成枠指名選手が獲得したポイントは、トータルで1026.2Pになります。ポイントがかなり高いのは08年に8名を大量指名したうち2名が当たりだったのが要因です。その後はこのような大量指名はしておらず、育成枠指名を積極的に活用している感じはありません。


08年の育成5位の西野は、高卒で入団。長く育成選手として過ごしましたが、4年目のシーズンオフに支配下登録されます。5年目には一軍で22先発して9勝をあげ、6年目にはチーム事情(益田が故障)でクロ―ザーに転向。8年目もクローザーを務めていましたが、このシーズン途中で故障後は精彩を欠きます。11年目の昨季には復調しましたが、今季は故障してトミージョン手術になりました。

 

08年の育成6位の岡田は、大学1年目で故障して大学を中退。負傷が癒えた後に社会人野球を経て入団します。西野とは逆に、1年目の開幕直後に早くも支配下登録、2年目から一軍で出場、3年目には中堅手のレギュラーに定着しました。俊足を生かした守備の名手でしたね。


17年の育成1位の和田は、高卒後、BCリーグを経て入団。3年目の今季途中に支配下登録されると、驚異の俊足で23盗塁を記録。安打も12本打っています。(上記数値は19年シーズンまでの合計のため、未反映。)