ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2022年ドラフト<中日ドラゴンズ編>

久しぶりの更新になりますが、今年のドラフト会議が近づいたこのタイミングで、2022年のドラフトの評価をしていこうと思います。


まずは、中日ドラゴンズからです。この年の指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2023シーズン終了までの通算成績になります。)

 

1位 仲地礼亜 43.1回
2位 村松開人 57安打
3位 森山暁生  0回
4位 山浅龍之介  0安打
5位 濱将乃介  0安打
6位 田中幹也  0安打
7位 福永裕基 70安打
育1 松山晋也 35.1回
育2 野中天翔  -回
育3 樋口正修  0安打

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで205.2Pになります。2023シーズンの球界をいろいろな意味で騒がせたドラゴンズ、長く続く低迷でチームの雰囲気は暗いですが、その分だけ若手にはアピールの場が多くなる環境にあります。


1位はドラフト前からの公表通り仲地を指名。沖縄県の大学に所属する選手がドラフト会議で指名されるのは史上初です。1年目は9先発で2勝5敗とぼちぼちな数字。9月は防御率2.95で尻上がりで終えることができましたので、来季に期待です。


2,5,6,7位で二遊間タイプの内野手を一気に指名。開幕前に良いアピールがあったのは6位田中なのですが、なんと開幕前に右肩脱臼の不運。一軍出場は来季からということになりそうです。2位村松はまずは遊撃で起用されますが、本職の二塁に移動してから本領を発揮して、堅実な守備を披露。打撃の方はops.492ということで物足りません。7位福永はまずは二塁で起用されますが、まずい守備から三塁起用に方針変更。打撃の方はops.619ですが、三塁には石川という本命がいますので来季はサブ扱いでしょうか。


期待の新星は育成1位の松山。8月9月はセットアッパーとして起用され無双状態。36登板で防御率1.27はすばらしい。