ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2017年ドラフト<横浜Denaベイスターズ編>

この年のベイスターズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

1位 東克樹  192.1回
2位 神里和毅 181安打
3位 阪口皓亮   7.2回
4位 齋藤俊介  25回
5位 櫻井周斗  16.2回
6位 寺田光輝   0回
7位 宮本秀明   4安打
8位 楠本泰史  30安打
9位 山本祐大   5安打
育1 中川虎大   5回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで466.2Pになります。


他11球団は1位指名で他球団と競合するのですが、唯一ベイスターズだけが一本釣りで東を指名します。そこまで惚れこんで獲得した東、1年目は11勝5敗で新人王のタイトルを獲得し、見事に期待に応えます。ところが2年目には肘の炎症で7登板に留まり、3年目の今季は開幕前にトミージョン手術になりました。残念ながら戻ってくるまで時間がかかりそうです。


2位の神里は1年目から開幕スタメンで起用され、2年目には中堅手のレギュラーを獲得しました。走攻守の全てに秀でていますが、中堅守備では既に球界トップクラスですね。


期待株もご紹介しておくと、8位の楠本は外野手。昨季はファームで289打席に立ち、打.315 出.382 長.455 ops.837の成績を残しています。一軍では初本塁打を代打満塁本塁打で記録しており、今後が楽しみです。また、育成1位の中川は、昨季ファームで104回を投げ、防御率2.25の11勝3敗と無双といえる成績を残しています。今年は1軍でもっと見たいですね。