ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2021年ドラフト<北海道日本ハムファイターズ編>

この年のファイターズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2022シーズン終了までの通算成績になります。)

 

1位 達孝太   3回
2位 有薗直輝  0安打
3位 水野達稀  5安打
4位 阪口樂   1安打
5位 畔柳亨丞  1回
6位 長谷川威展 2回
7位 松浦慶斗  1回
8位 北山亘基  51.1回
9位 上川畑大悟76安打
育1 福島蓮   0回
育2 速水隆成  0安打
育3 柳川大晟  0回
育4 阿部和広  0安打

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで140.1Pになります。他球団が7位までで指名を終える中、この年のファイターズは9位まで指名を行いましたが、その8位と9位の指名選手が期待に応える活躍をしました。


8位の北山は大卒右腕。5、6月は調子を落としましたが通年で登板し、55試合に登板して防御率3.51、16ホールド・9セーブを記録しました。高めの直球の威力が魅力ですが、制球や変化球の改善に課題有り、とはいえ指名順位を考えると掘り出し物の逸材です。


9位の上川畑は大卒で社会人野球を経て入団した遊撃手。62試合で遊撃手としてスタメン起用され、OPS.716を記録しました。社会人野球の遊撃手が下位指名されて活躍というのは、前年のタイガースの中野(2020年6位)に続きます。遊撃手に困っているチームはこの手の指名に賭けるというのも手ではないでしょうか。