ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト3位指名<中日ドラゴンズ編>

今回見ていくのは、中日ドラゴンズの3位指名です。

  

2008 岩崎  49
2009 中田  20
2010 武藤 239.2
2011 田島 432.1
2012 古本   3
2013 桂   52
2014 友永   7
2015 木下  43
2016 石垣   2
2017 高松   0
2018 勝野  16.1
2019 岡野 

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト3位指名選手が獲得したポイントは、トータルで864.1Pになります。


田島は1年目からセットアッパーを担い、56試合に登板して30ホールド、防御率1.15と圧倒的な成績を残します。ところが、2年目3年目は安定感を欠いてしまいます(それでも50試合、42試合に登板しているのですが…)。4年目に復活し、シーズン途中から6年目まではクローザーを担います。ところが、7年目からまた不調に陥り、今年はトミージョン手術を受けました。まさに山あり谷ありの波乱の野球人生ですね。ここからまた復活が見たい。


谷繁以降、これといった正捕手の見つからないドラゴンズ。松井雅、武山、杉山と、いろいろな捕手が現れ消えていきました。桂は攻守に期待ができそうだったのですが、半月板縫合出術を受けて以降は一軍から遠ざかります。FAで大野奨太を獲得しましたが、その大野もレギュラー獲得には至らず。昨シーズンは加藤(14年5位)が台頭しましたが、今シーズンは木下が最も多くマスクをかぶっています。盗塁阻止率はリーグトップで、まだ正捕手というほどの信頼は得ていませんが、加藤や郡司(19年4位)との争いでは一歩リードというところです。木下が存在感を高めていけば、チーム力はぐっと高まりますね。


勝野は2年目の今季は13試合に先発しており、ローテに定着しつつあります。来年もこの勢いをキープできるかどうか。