ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト3位指名<阪神タイガース編>

今回見ていくのは、阪神タイガースの3位指名です。

  

2008 上本 515
2009 甲斐   0
2010 中谷 214
2011 西田   0
2012 田面   4.1
2013 陽川  90
2014 江越  84
2015 竹安  63
2016 才木 100
2017 熊谷   3
2018 木浪  95
2019 及川

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト3位指名選手が獲得したポイントは、トータルで1168.1Pになります。


上本は入団6年目の14年シーズン、西岡が開幕第2戦目で重傷を負ってから、二塁手のレギュラーに定着しました。平野・関本・西岡と、同ポジションにライバルが多かったのでなかなか出番が回ってこなかったのは気の毒です。選球眼がよいため出塁力が高く、小柄な割にパワーのある打撃が魅力でしたが、怪我が多かった気がします。結局、レギュラーで出たのは14年15年17年の3シーズンでした。


中谷・陽川・江越あたりには、もやもやしている阪神ファンが多いのではないでしょうか。3人ともそれぞれに魅力(特にパワー)はあるのですが、穴(打撃の確実性不足)が大きいというタイプで、どうもレギュラーをつかみきれません。育ち切らない間に、若手と言える年齢ではなくなってしまいましたね。今季は陽川が弱点をつぶすことに成功して、糸井を押しのけて外野手としてスタメンで出始めました。どんどん若手が入ってきますから、もうのんびりしている時間はありません。


才木はパワーのある長身右腕でしたが、肘の故障からトミージョン手術となってしまいました。復帰には時間がかかりそうです。


木浪は入団1年目から、北條を押しのけて遊撃手のレギュラーに定着します。2年目の今季は課題の守備力に成長をみせて、レギュラーの座を確実なものとしていくかと思いきや、小幡という若手の台頭がありました。来季以降のレギュラー争いは激しそうです。