ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

育成枠指名<読売ジャイアンツ編>

今回見ていくのは、読売ジャイアンツの育成枠指名です。

  

2008 山本  37
2008 福元   8
2008 他2名  0
2009 星野  47.1
2009 他3名  0
2010 8名   0
2011 土田  32.2
2011 他5名  0
2012 2名   0
2013 3名   0
2014 篠原  37.1 
2014 3名   0 
2015 増田  10
2015 長谷川  6.1 
2015 他6名  0 
2016 坂本   2
2016 堀岡   4.1
2016 他6名  0
2017 8名   0 
2018 山下   2
2018 他3名  0
2019 2名

 

1P=1安打=1回とすると、育成枠指名選手が獲得したポイントは、トータルで187Pになります。

2008年から18年までで延べ61名を指名し、59名が入団(09年陽川は後にタイガースに入団。15年松沢は翌16年に再度育成指名され入団。)。59名で187Pというのは、とんでもなくコスパが悪い気がするのですが、相対的にどのくらい悪いのかは全12球団をチェックしてから評価したいと思います。


15年の育成1位の増田は、大学中退後、四国ILを経て入団。4年目の19年から、代走・守備要員ながら15盗塁(2盗塁死)を記録して、一軍で存在感を見せ始めます。今季は23盗塁(8盗塁死)とリーグ2位の盗塁数を記録し、日本シリーズ第4戦ではスタメン出場も果たしました。


18年の育成1位の山下は、高卒で入団。1年目からファームで好成績を記録、支配下登録されると一軍で2安打を記録します。その後、ファームでは首位打者のタイトルに輝き、一躍トッププロスペクトに名乗り出ます。期待された2年目の今季は右手有鈎骨を骨折し、一軍出場はなりませんでした。シーズンオフには育成選手として再契約。(FAで梶谷と井納を獲得したため、人的補償から逃れるための育成再契約ではないかと疑われています。こういうことやられると、あまりいい気はしませんね・・・)