ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2020年ドラフト<北海道日本ハムファイターズ編>

この年のファイターズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2021シーズン終了までの通算成績になります。)

 

1位 伊藤大海 146回
2位 五十幡亮汰 18安打
3位 古川裕大   0安打
4位 細川凌平   5安打
5位 根本悠楓   0回
6位 今川優馬   2安打
育1 松本遼大   0回
育2 齋藤伸治   0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで171Pになります。


1位では地元出身の即戦力投手、伊藤を指名。他との競合を避けた消極的な指名にも思えたのですが、1年間ローテを守り10勝9敗といきなり2ケタ勝利を果たしました。東京五輪での好救援も記憶に新しいですね。


2位の五十幡は俊足(中3時には100m走と200m走でサニブラウンを抑えて全国1位になっています。)の外野手。ルーキーイヤーは怪我に泣き、18安打(ops.569)に終わりましたが、9盗塁を記録しています。ファームでも78打席にしかたっていませんが、ops.883でBB/Kが1.300と、ファームのレベルではない打力を既に持っています。来季は一軍でスタメン定着に期待してよいでしょう。


他に注目したいのは、6位の今川。大卒で社会人野球を経て入団した外野手ですが、一軍初安打で2ランホームランを放っています。ファームでの成績はops.961でBB/K.333と粗さを感じますが、それでも14本のホームランを記録しており、清宮と万波に次ぐ長打力が期待させます。