ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト2位指名<東北楽天ゴールデンイーグルス編>

今回見ていくのは、東北楽天ゴールデンイーグルスの2位指名です。

  

2008 中川   79
2009 西田  170
2010 美馬  987.1
2011 釜田  349
2012 則本 1196.1
2013 内田   48 
2014 小野   49.1
2015 吉持    5
2016 池田   42.2
2017 岩見    0
2018 太田   21
2019 黒川

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト2位指名選手が獲得したポイントは、トータルで2948.1Pになります。 ドラフト1位指名選手が稼いだポイント(2426.2Pでした)よりも多いというのは凄い。優秀な投手2名を獲得できたのが大きいですね。


美馬は1年目はリリーフとして23試合に登板。2年目から先発に転向し、以降毎年ローテ入りし続け、2017年には2ケタ勝利します。今季はマリーンズにFA移籍し、さっそく2ケタ勝利しましたね。美馬の場合は投手としては身長が低い(169cm)ので、ドラフト2位で獲得できたのでしょう。


則本は1年目からローテ入り、どころか、田中将大がWBCに参加して調整が遅れたことから開幕投手まで任されると、15勝8敗の成績でチームの日本シリーズ制覇に貢献。以降、MLB移籍した田中の後継エースとして、6年連続で2ケタ勝利しました。則本の場合は大学が三重県リーグだったので、すごい成績を上げていても1位指名にはならなかったのでしょうね。


太田は正捕手への成長が期待された選手。今季は開幕から攻守ともに好調で、いけそうな雰囲気を漂わせていましたが、7、8月はかなり苦しみ、9月末には左肩関節唇損傷の重傷を負います。イーグルスの正捕手探しはまだまだ続きそうです。
黒川については、後日ファーム成績などをチェックしたいと思いますが、かなり期待のもてる選手ですね。