ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト4位指名<阪神タイガース編>

今回見ていくのは、阪神タイガースの4位指名です。この指名順位になると成功した選手が少なくなってくるので、できたら朝晩2回更新で、1日に2チーム分進みたいと思います。

  

2008 西村 107
2009 秋山 456.1
2010 岩本  80
2011 伊藤和 55.1
2012 小豆畑  0
2013 梅野 367
2014 守屋  67
2015 望月  76.1
2016 浜地  28
2017 島田   8
2018 齋藤   2
2019 及川

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト4位指名選手が獲得したポイントは、トータルで1247Pになります。


秋山は高卒1年目で7試合に先発し、4勝をマーク。大いに期待されたのですが、その後は著しく伸び悩みます。8年目の2017年シーズンには背番号を27から46に変更、ここから12勝と復活のシーズンになりました。ところが18年シーズン中には右ひざを故障し、5勝に終わってしまいます。シーズンオフに手術すると、19年シーズンは4勝。今シーズンは復活して、11勝3敗の好成績を残しました。188cmの巨体から雄たけびと共に投球し、これはさぞすごい球威なのだろうと思いきや、球速は140キロにも達しません。とにかく四球を出さないという、制球力で勝負するタイプですね。


梅野は打てる捕手として入団。1年目は打率2割未満ながら7本塁打を放ち、大いに期待されます。その後、意外にも打撃の方は伸び悩む一方で、守備の安定感が年々向上。17年には正捕手の座をものにします。18年には打撃が一皮剥けた感があり、梅野の存在は阪神の強みの1つになっています。