2020年ドラフト<横浜Denaベイスターズ編>
この年のベイスターズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2021シーズン終了までの通算成績になります。)
1位 入江大生 18.1回
2位 牧秀悟 153安打
3位 松本隆之介 0回
4位 小深田大地 0安打
5位 池谷蒼大 6.2回
6位 高田琢登 0回
育1 石川達也 0回
育2 加藤大 0回
1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで178Pになります。1位は競合を避けたのか、入江の一本釣りという手に出ました。結果的にはこれは失敗だったと思いますが、2位で牧の獲得に成功して巻き返しに成功します。
まず1位は右腕エース候補の入江を単独指名。ベイスターズといえば1位で左腕投手を集めるイメージでしたが、右腕エースがほしいというチーム事情が見えました。開幕ローテ入りするのですが、4先発して4敗と厳しい出だしとなったところで、二軍落ち。以降は右肘のクリーニング手術を受けています。
2位の牧はこの順位、このウェーバー順でよく残っていたなという逸材。ソトの来日が遅れたことで、開幕戦から3番一塁で出場。既に何年もプロで試合に出ているかのような打撃を見せます。ソトの合流後も二塁手として出場を続け、ops.890、22本塁打という新人王級の成績で初年度を終えました。体格からの想像通り、二塁手としては守備範囲が狭いのですが、併殺を取る動きには堅実さがあり、このポジションで起用することがチームにとって大きな強みになっています。