ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2020年ドラフト<千葉ロッテマリーンズ編>

この年のマリーンズの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2021シーズン終了までの通算成績になります。)

 

外れ 早川隆久
1位 鈴木昭汰 79.1回(2球団競合)
2位 中森俊介  0回
3位 小川龍成  0安打
4位 河村説人 41.2回
5位 西川僚祐  0安打
育1 谷川唯人  0安打
育2 小沼健太  0回
育3 山本大斗  0安打
育4 佐藤奨真  0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで121Pになります。1位で早川を外すと、外れ1位でも大卒左腕の鈴木を指名。左投手がどうしてもほしいというチーム事情が見えました。


1位の鈴木は開幕ローテ入りするのですが、その後はチーム事情で先発とリリーフの両方をこなし、23登板12先発で防御率4.08、1勝4敗という成績で1年目を終えました。小島とは異なり奪三振能力の高いタイプの左腕ですのでリリーフで使いたくなる気持ちはよくわかりますが、先発としても可能性は十分感じますので、良い意味で起用法に悩みそうです。


2位の中森は1年目は体つくりに専念ということで、ファームでも登板がありませんでした。(フェニックスリーグで初実戦を経験。)


4位の河村は192cmの長身右腕。開幕時にはリリーフだったのですが、ファームでの先発調整後、7月以降は先発として4連勝。最終的には20登板5先発で防御率3.46、4勝1敗という成績で1年目を終えました。190cmの二木と佐々木朗希に加えて河村も先発として一本立ちすれば、迫力あるローテが形成されることになります。