ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2016年ドラフト<阪神タイガース編>

この年のタイガースの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)

1位 大山悠輔 281安打
2位 小野泰己 216.2回
3位 才木浩人 100回
4位 浜地真澄  28回
5位 糸原健斗 325安打
6位 福永春吾   8回
7位 長坂拳弥   2安打
8位 藤谷洸介   0回・安打

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで960.2Pになります。
ドラフト時には、佐々木千隼の一本釣りというファンの期待が空振りになり、厳しい目が向けられることになってしまった大山。入団前からはやくもタイガースというチームの宿痾を体感することになってしまったですが、1年目から7本塁打を放ち、大山でよかったんや!とファンの手のひらを返させました。3年目の昨季は143試合全試合に出場しましたが、今季の大山のレギュラーは外国人補強により剥奪されています。今季、大山にどのくらいの出番があるのか注目です。
2位の小野は、1年目に15先発、2年目に23先発します。直球の球威は充分なのですが、制球難が改善せず、3年目には出番を失ってしまいました。今季はリリーフを務める可能性が濃厚ですが、成長をみせることができるでしょうか。
3位の才木と4位の浜地は、将来性豊かな高卒右腕です。望月(2015年4位)と共に、まだまだ期待で語られる選手ですが、今季は戦力として計算できるところまで成長してほしいですね。
5位の糸原は2年目に二塁手のレギュラーをつかみます。選球眼が良いため、安打だけでなく四球による出塁も期待できるところが魅力。欠点は、対左投手が苦手という傾向が昨季からはっきりと目立つことと、守備がお世辞にもうまいとはいえないところ。チームのキャプテンを任されており期待値は高いのだと思いますが、北條木浪植田と競争相手は多く、スタメンの座は安泰ではありません。