ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2017年ドラフト<福岡ソフトバンクホークス編>

 

この年のホークスの指名は以下の通りでした。
(選手名の横の数値は、2019シーズン終了までの通算成績になります。)
そろそろ、一軍成績だけで語れる年ではなくなってきたので、2軍成績にも言及してまいります。

 

外れ 清宮幸太郎
外れ 安田尚憲
外れ 馬場皐輔
1位 吉住晴斗    0回
2位 高橋礼   173回
3位 増田珠     0安打
4位 椎野新    48回
5位 田浦文丸   10回
育1 尾形崇斗    0回
育2 周東佑京   20安打
育3 砂川リチャード 0安打
育4 大竹耕太郎 154.2回
育5 日暮矢麻人   0安打
育6 渡邉雄大    0回

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで405.2Pになります。


高橋純平、田中正義と当たりくじを2年連続で引いた反動なのか、3回連続でくじを外してしまいます。1位の吉住ですが、まだ1軍登板はなく、2軍でも目立った成績は残せていません。


2位の髙橋礼は大当たりでしたね。188cmの長身でアンダースローというあまり見たことのないタイプです。2年目に12勝6敗の成績を残し、日本シリーズでも好投、新人王を受賞しました。


3位の増田は松田の後継者としての期待のかかる選手です。まだ1軍では0安打ですが、昨季は2軍で383打席に立ち、打.278 出.342 長.422 ops.764の成績を残しました。今年は1軍に呼ばれることが多くなるかもしれませんね。


そしてこの年は育成1位~4位が支配下登録されたことから、2009年ドラフト(育成枠で千賀・牧原・甲斐を獲得)以来の育成アタリドラフトの期待が高まっています。2位の周東は打率は2割弱ながら圧倒的な走力が魅力の選手。4位の大竹は2年目に開幕から8月初めまでローテを守りました。


そして、1位の尾形と3位のリチャード。二人はまだ2軍でもこれといった成績を残していません(昨季の2軍成績 尾形:0.2回で防御率 27.00、リチャード:14打席で打率.077)。しかしながら、尾形は千賀クラスといわれる直球、リチャードは圧倒的なパワーという突出した長所を買われて支配下枠を勝ち取りました。今年は2軍、いや、一足飛びで1軍での出番に期待がかかります。