ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

ドラフト2位指名<福岡ソフトバンクホークス編>

今回見ていくのは、福岡ソフトバンクホークスの2位指名です。

  

2008 立岡  218
2009 川原   29.2
2010 柳田  958
2011 吉本    0
2012 伊藤    0
2013 森   365 
2014 栗原   10
2015 小澤    2
2016 古谷    0
2017 高橋  173
2018 杉山    4
2019 海野

 

1P=1安打=1回とすると、ドラフト2位指名選手が獲得したポイントは、トータルで1759.2Pになります。


やはり一番は柳田ですね。1年目はほぼファーム暮らし、2年目で200打席超、3年目で300打席超、4年目で600打席超、5年目でOPS1.100超えと、順調な成長を遂げました。パワーや体格はドラフト1位指名級であることは一目見れば明らかだったのですが、大学が広島六大学野球リーグなので割り引かれて考えられたため、2位指名で拾うことができたのでしょうか。


投手では、森と高橋礼が光ります。森は1年目からセットアッパーを担うと、5年目からクローザーを担うようになります。毎年安定した成績を残しており素晴らしいです。高橋は長身のアンダースロー投手。2年目には23先発12勝7敗の好成績で新人王のタイトルに輝きます。3年目の今季はチーム事情でセットアッパーを担っており、ややもったいない気もします。


期待株では栗原でしょうか。高卒6年目の今季にいよいよ1軍出場が本格的に増え始め、この記事を書いている時点で484打席で、打.247出.311長.424、OPS.734の成績です。本職は捕手ながら外野手での出場が目立ちます。


また、ドラフト2位でも10ポイント以下の選手がたくさんいるのが驚きです。選手層が厚いチームなので、ちょっとお試しで出してみるというようなことはないのですね。セリーグとはかなりの違いを感じます。