ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2018年ドラフト<東京ヤクルトスワローズ編>更新版

以前、スワローズの2018年ドラフトについて、このような記事を書きました。

 

koryusai.hatenablog.com

 

上記記事は19年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、20年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、20年シーズン終了までの通算成績、横の数値は20年シーズンで積み上げた数値です。

 

外れ 根尾昴
外れ 上茶谷大河
1位 清水昇   79.1 +53.1
2位 中山翔太  39    +11
3位 市川悠太    0      0
4位 濱田太貴  20    +20
5位 坂本光士郎 24.2   +3
6位 鈴木裕太    0        0
7位 久保拓眞  24.2 +13.2
8位 吉田大成    7   +1
育1 内山太嗣    0     0
育2 松本友     2      +2

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで196.2Pになります。


1位の清水は、大卒1年目の昨季、3先発で0勝3敗の防御率7.27と悔しいデビュー年になりました。2年目の今季は中継ぎに転向すると才能が開花。52登板で0勝4敗30Hの防御率3.54で、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。来季こそはプロ初勝利したいですね。


2位の中山は大卒の外野手。1年目は28安打でしたが、今季は11安打と伸び悩みました。選球眼がそこそこ、長打力もあるのですが、打率は昨季よりも低下しました(打.229 出.283 OPS.783)。塩見や山崎とスタメン争いする立場ですが、ガタイ的に筋骨隆々の中山に期待せざるをえません。来季は成長をみせてほしいところ。


そして地道に伸びてきているのが、4位の高卒外野手、濱田。2年目の今季はファームで11本塁打を放っています。さすがに1年上の村上と比べるのは酷ですが、村上と並んで中軸を担える可能性があります。