ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2019年ドラフト<オリックスバファローズ編>更新版

以前、バファローズの2019年ドラフトについて、このような記事を書きました。

 

koryusai.hatenablog.com

 

上記記事は20年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、21年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、21年シーズン終了までの通算成績、横の数値は21年シーズン単年で積み上げた数値です。

 

外れ 石川昂弥
外れ 河野竜生
1位 宮城大弥  163 +147
2位 紅林弘太郎 106 +102
3位 村西良太    20     +12
4位 前佑囲斗   0
5位 勝俣翔貴   0
育1 佐藤一磨   0
育2 谷岡楓太   0
育3 中田惟斗   0
育4 平野大和   0
育5 鶴見凌也   0
育6 大下誠一郎   23    +4
育7 佐藤優悟   0
育8 松山真之   0

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで265Pになります。すごい人が2人います。


1位の宮城は防御率2.51で13勝4敗の大活躍、新人王を受賞しました。日本シリーズでは2戦目に先発し、既にチームの左腕エースの貫禄が漂います。制球力の高さ、同じ腕の振りで球種を投げ分ける能力など、高卒2年目でありながら既に高い完成度を感じます。


2位の紅林は開幕戦からスタメン起用されると、そのままショートのレギュラーに定着しました。102安打の一方で三振も101記録するなど、プレーには粗さがまだまだありますが、良い意味での「鈍感力」が感じられる人柄はプロ向き。(私は、紅林よりも1つ上のドラ1の太田の方が早くモノになるだろうと予想していましたが、このメンタルで差がついた気がします。)高卒・大型遊撃手・2年目から活躍ということで、坂本勇人のような選手になれる可能性を感じます。