2019年ドラフト<北海道日本ハムファイターズ編>更新版
以前、ファイターズの2019年ドラフトについて、このような記事を書きました。
上記記事は20年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、21年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、21年シーズン終了までの通算成績、横の数値は21年シーズン単年で積み上げた数値です。
外れ 佐々木朗希
1位 河野竜生 150.2 +90.1
2位 立野和明 55 +55
3位 上野響平 0
4位 鈴木健矢 30.2 +19.1
5位 望月大希 6 +4
6位 梅林優貴 0
7位 片岡奨人 0
育1 宮田輝星 0
育2 樋口龍之介 18 +11
育3 長谷川凌汰 3.2 +3.2
1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで264Pになります。育成枠の3人はすべて支配下になっています。
1位の河野は開幕ローテ入りするのですが、2試合で5失点と結果を出すことができませんでした。そこから中継ぎに配置転換されると、31.1回を1失点で防御率0.29、18試合連続無失点を記録するなど、無双モードに突入します。五輪中断期間を経て再度先発に挑戦するのですが、再挑戦後の成績は51.1回を24失点で防御率4.21というものでした。トータルでは防御率2.99と2点台でまとめましたが、中継ぎでの無双モードと比べると先発での平凡さが際立ってしまいます。来季も先発で期待されていると思うのですが、チーム事情次第で中継ぎエースとしてキャリアを積むのもよいのではないかと思いますね。
2位の立野は即戦力を期待されていましたが、一年目の昨季は登板なしに終わってしまいます。二年目の今季は6月にプロ初先発を経験すると、11登板(10先発)で防御率2.45の快投を披露しました。来季も先発として計算できる存在です。