ドラフトの通信簿

NPBドラフトにおける、各球団の指名結果を採点します。

2019年ドラフト<埼玉西武ライオンズ編>更新版

以前、ライオンズの2019年ドラフトについて、このような記事を書きました。

 

koryusai.hatenablog.com

 

上記記事は20年シーズン1年分のみに基づいた評価でしたので、21年シーズンの結果を反映させ、2年分の成績で再評価を試みたいと思います。どのような選手が伸びてきたのでしょうか。
選手名の横の数値は、21年シーズン終了までの通算成績、横の数値は21年シーズン単年で積み上げた数値です。

 

外れ 佐々木朗希
1位 宮川哲  69.1 +24.2
2位 浜屋将太 87.1 +36.2
3位 松岡洸希   6.0   +4.0
4位 川野涼多   0
5位 柘植世那 21   +14
6位 井上広輝   4.1  +4.1
7位 上間永遠 21.1   +21.1 
8位 岸潤一郎 67   +67 
育1 出井敏博   0

 

1P=1安打=1回とすると、この年のドラフトはトータルで276.1Pになります。


1位の宮川は29試合に登板しましたが、防御率は昨年の3.83→6.57と悪化してしまいました。2位の浜屋の方はというと、8先発しましたが、防御率は4.97→6.63とこちらも悪化しています。この2人がこのまま消えていきそうな気配ですので、あまり良い評価はできないドラフトです。


ライオンズの捕手事情ですが、今季は118試合で森がスタメンマスクで、柘植が15試合、岡田が10試合と続いています。森がFAで流出するようなことがあれば柘植と岡田の併用体制が予想され、柘植の存在の重要性が増しそうです。


8位の岸は、若林の負傷離脱以降に出場機会を多く得ましたが、OPS.609と打撃面ではそれほど評価することはできません。岸がこれだけでていることがチーム事情の苦しさを物語ります。